「しょうぼうだんのおじさん」を「しょうぼうだんのおじいさん」に、
「パン屋」を「和菓子屋」に
「アスレチックの遊具で遊ぶ公園」を「和楽器を売る店」に


 3月25日の朝日新聞の記事を見て、驚きました。道徳の教科書検定で文科省が「学習指導要領の示す内容に照らして、扱いが不適切」と指摘し、出版社が改めたものです。
 「おじいさん」にしたのは、「感謝する対象として学習指導要領がうたう『高齢者』を含むため」で、「パン屋」「アスレチック」は「教科書全体で指導要領にある『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ』という点が足りないため」だそうです。
 今回の学習指導要領で「特別の教科」とされた道徳です。「考え、論議」することを大切にする方向が打ち出されていますが、文科省の検定意見を見ると道徳として何をめざしているのかが垣間見えるようだ。
教科書そのものを見ていないので、どのような文章の中で登場するのかは分からないが、わざわざ「しょうぼうだんのおじいさん」にすることに不自然さを感じます。高知市の2015年度の消防団員には、80名の65歳以上の方がいるようですが、「おじさん」の方がイメージしやすいのではないでしょうか。
 「和菓子屋」は、「にちようびのさんぽみち」という教材だそうですが、「和菓子屋」ってふだん散歩するところに、そんなにはないのでは? 「和楽器を売る店」は「大すき、わたしたちの町」と題して町を探検する話題らしいですが、「アスレチック」はイメージできるでしょうが「和楽器を売る店」ってイメージできるのでしょうか?私は、楽器屋にある和楽器は見たことがありますが、和楽器の専門店は行ったことがありません。ましてや子どもたちは……。
 少々不自然でも、言葉として入れたい、危険な動きを感じます。

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