小学校に着任する中学校免許の先生が増えています。

 臨時教員が配置されずに、担任が決まらなかったり、授業を進めることができなくなることを「先生がいない教室」とか「教育に穴があく」と表現しています。数年前から、慢性化して、一昨年は年度始めから先生が足りない、入学式になっても人が来ないと言う悲鳴がたくさんの学校から聞こえてきました。昨年は、年度当初はなんとかなったようですが、6月ごろから休んだ先生の替わりが来なくて、校内で仕事を分担を入れ替えるなどして必死に対応していました。
 今年は、今のところ聞こえてくるのが、冒頭に書いた、小学校に着任する中学校免許の先生の増加です。音楽の免許を持った先生なら、音楽専科をすることができます。理科や家庭科も同様です。その他の教科の免許でも、理屈の上では、その教科だけを教える専科教員にはなれますが、音楽、理科、家庭科以外を専科として実施している学校は少ないでしょう。担任も持てません。そうなると、本来専科教員に回るはずだった先生を、学級担任にしたりということがおきます。担任をしながら、研究主任などの校務分掌は大変なので、誰がやるのか、始めから考えなくてはならない場面も発生します。
 「人数がそろったからいいや」とは言えない、新たな問題が発生してしまいます。
 着任した、中学校免許の先生にとっても、中学校での教育実践を積むことができず、専門とは違う仕事をしなければならなくなる場面も想定できます。学校にとっても、先生にとっても、負担が大きい結果を招いてしまいます。
 
 その他に、伝わってきているのは、「兼務発令が多い」という声です。養護教諭は一つの学校に1人が配置されることが多いのですが、二つの学校で働くように辞令が出ているケースがあります。本来配置すべき臨時の養護の先生が見つからないから、近くの学校の養護教諭に兼務発令をして、人数合わせをしているのではないかと心配をしています。兼務発令が出てしまうと、どちらかの学校で保健室に先生がいられない状態が発生します。子どもたちにとっても、心配な状況が生まれてしまいます。

 臨時教員の未配置がなくなり、その学校に必要な免許を持った先生が当たり前のように配置される制度を求めていかなければなりません。情報があれば、組合までお知らせ下さい。

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